W選挙以降、テレビで橋下さんと橋下さんと話す大人の方たちをみるのはとても勉強になっています。
今日は【報ステSUNDAY】に北海道大学教授の山口二郎さんが出演されて橋下さんと話していました(あれは討論というのか対談というのか説教というのかよく分かりません、、、)。
以下はテレビでの橋本さんの発言「」とそれに対する山口さんの発言『』です。
「学者さんたちは何も知らずに気楽ご気楽な議論をするわけですよ」
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「いかにも学者さんの意見ですけどね笑、そんな甘いもんじゃないんですよ」
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「だってやったことないじゃないですか。何でそんな無責任なことを」
『学者として観察すればだいたいのことは分かりますよ』
「笑 世間知らずなだけですよ」
・・・
「学者なんて何にも知らないのにね」
『小説家は現実を知っているんですか』
「知っていますよ。小説家なんて現実を知らないと売れる本書けないですよ。学者の本なんて全然売れないじゃないですか」
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「でも今の発言はほんとうに学者が有権者を愚弄した発言ですよ」
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「新しい仕組みをつくっていくことにチャレンジするのが現実の政治家、それについてワーワーワーワー無責任に言うのが学者。そういうことなんです」
・・・
「それは政治ですもん。僕ら学者じゃないですから。本を読んでてなんかぐちゃぐちゃくっちゃべってたらいい存在じゃないんでね。(中略)本読んだって何にも進みません」
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『学者ってのはね、ものを考えるのが仕事なんですよ。(中略)私は文句言うことが仕事なんだから』
「国立大学の教授ってのは自分も税金でもの食ってるていうそういう謙虚さがないですね」
・・・
『まあ4年間仕事してどうなるかってことですよ』
「そうなんですよ」
あからさまな挑発。しかし僕の見たところ、あきらかに山口さんは意地を張りすぎてしまっています。「おまえみたいなやつに負けてたまるか!」と。すこし上品に(?)いえば「橋下の言説に屈してはならない」ともいえると思います。
「決して屈してはならないんだ!」
これはどこかできいたフレーズ。
今年の成人の日に朝日新聞の社説でとりあげられて少し話題になった尾崎豊です。
- 従うとは負けることと言いきかした
- 友達にさえ強がってみせた
(中略)
- 信じられぬ大人との争いの中で
- 許しあいいったい何解りあえただろう
- うんざりしながらそれでも過ごした
- ひとつだけ解ってたこと
- この支配からの卒業
- 卒業していったい何解るというのか
- 思い出のほかに何が残るというのか
- 人は誰も縛られたかよわき子羊ならば
- 先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか
- 俺たちの怒りどこへ向かうべきなのか
「友達」は「学生」、「大人」と「先生」は「橋下」と置き換えられそうです。
山口さんは名前しか存じ上げておりませんし(『橋下主義を許すな!』を読んだだけです)、
僕は甘ちゃんなので橋下さんのように“何を甘ったれたことを”とは思いませんが、
それでも尾崎のようにならまだしもそれにも及ばないような意地の張りっぷりの(あるいは格好をつけた)ように見えてしまいました(山口さんには申し訳ないが)。
まあ先生も人間だから(山口さんは言われたくないだろうが)。
それに大人だから。
人間の6割は水で出来ているといわれているけど、大人の6割は面子や立場でできているのかもしれない。なくなったら干からびて動けなくなってしまう。
そういう意味では大人になるのも考えものです。
山口さんが今と同じ立場で、橋下さんと談笑している日を望みます。
あるいは橋下さんはまたけちょんけちょんに言うかもしれないけど、
見ている人の一定数は「やっぱり尾崎っていいよな」と感じさせてくれるような話っぷりを期待します。
今日、東京事変の『娯楽』を買いました。6曲目に【黒猫道】という曲があります。
- 退いた退いた ほーらオレサマのお通り
- “不吉。”と、嫌われて丁度好い
- かまうなよ人間関係
とありました。関係ないけど。
【私生活】と【黒猫道】と【キラーチューン】が特に好きです。
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