AVENGED SEVENFOLD(以下A7X)の新アルバム『NIGHTMARE』を聴く。
A7Xはドラムのレヴが昨年末に亡くなったばかりだ。
1981年2月9日生まれらしいので、学年で僕より3つ上なだけということになる。
僕とA7Xの関係といえば、日本で出たアルバムは全て買っていて、
ライブには一度行ったことあるくらいで、でもたしかに好きなバンドのひとつであるというくらいだ。
いわゆるディープではない普通の一ファンというやつ。
2007年か2008年のどちらなのか覚えていないけれど、
名古屋はDiamond Hallのライブに行ったとき、たしかにレヴはステージにいた。
でも今は、ステージにもこの世にもいない。
そんなふうに考えてアルバムを聴いていると、
何か哀しいような、何か押し寄せるようなものがある。
それはレヴの死そのものというよりも、
レヴの死を受けて歌い、演奏するバンドのメンバーたちの心情を想像してしまうからだと思う。
レコーディングスタジオで、彼らはどのような思いで歌い、弾いたのだろうか。
ライナーノーツによると、
アルバムの10曲目にある「FICTION」はレヴが書き上げた曲で、彼はその3日後に死んだらしい。
その曲の歌詞の一部を紹介したい。
~
- While I may be hard to find,
- heard there's peace just on the other side
~
- Left it's worth it,out on the highway
~
- I hope it's worth it,out on the highway,
- I hope you I'll find your own way when I'm not with you
~
対訳によると
~
- 俺を見つけるのは大変だろうけど、
- 向こう側には安らぎがあるそうだ
~
- 自由になるためにこの人生を終えた
~
- 価値があることを願う、ハイウェイに乗って、
- 俺がそばにいられなくても自分の道を見つけて欲しい
~
となっている。
僕の中で最後は、
“願わくば、俺が存在したことが価値あるものであって欲しい。
俺がそばにいられなくても、
おまえはおまえが見つけた道を突っ走って欲しい”
ということにしておこう。
関係はないけれど、
昨日は僕と同年生まれの加藤智大被告に対する被告人質問があった日だった。
世の中には、悪夢であって欲しい、と思うことがたくさんある。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。