傾向

「不機嫌なジーン」というドラマをご存知でしょうか。

大学院で動物行動学を研究している蒼井仁子（竹内結子）と、その研究室の教授である南原（内野聖陽）の愛憎劇を描いたコメディー（といっていいと思います）です。
そこで蒼井仁子（竹内結子）に惹かれました。



今日はある講演を聞きに行かせてもらったのですが、
講演をされた先生の一人が若い女性でした。

そこで改めて認識したこと。
それは、僕は傾向として、
知的高揚感を共有できるような女性に惹かれることです
（こんなことを言うと怒られそうですが）。


森博嗣の小説「幻惑の死と使途」にこんな台詞があります。

－　記号を覚え、数式を組み立てることによって、
－　僕らは大好きだった不思議を排除する。
－　何故だろう？
－　そうしないと、新しい不思議が見つからないからさ。
－　探し回って、たまに少し素敵な不思議を見つけては、
－　また、そいつらをひとつずつ消していくんだ。
－　もっともっとすごい素敵に出会えると信じてね…。


何かを知ることやある問いの解を見つけることよりも、
知らないことを発見したり、
これまでは想定し得なかった問いに出会うこと、
そのときに知的好奇心はみるみるうちに膨張します。
垂涎ものとはこのことです。

僕の頭のスペックは決してよくありませんが、
下手の横好きというか、
幸か不幸かそういう志向は持ち合わせているようです。

そういうことを理解あるいは共有あるいは許容してくれる女性は、
（僕の周りには）多くはありません。

なので見るからにそのように見える女性を見かけると、
素晴らしいと思ってしまいます。

話どころか名刺も交換していないし、
これからもお会いすることはないでしょう。
僕は彼女の話を遠くで聞いていただけです。

（怒られるかもしれませんが）
たまにはこういう気持ちが起こってもいいでしょう。ね。