平屋100~150㎡くらい弓道場のイメージを考えています。
“木の利活用”で“視覚的に美しい”ものとするようにということなので、
そういうものを考えようとしています。
おもしろいもので、というか当然といえば当然なのですが、
僕は構造設計者なので架構イメージや構造システムを先行してイメージしてしまいます。
これはよろしくない。
僕にとって建物の架構の第一義は、建物のイメージを重力や地震その他の荷重に対して建物が安全であるように実現させることです。
短縮すると、建物のイメージを実現させるもの。
今は建物のイメージがありません。
なので、架構(構造システム)があってそれに壁や屋根や床がくっつくというイメージの順番になっています。
そうではなくて、屋根があってそれを支えるために梁があり、柱があり、というふうにならなければ。
ということで、
大学生のように大学生以来で新建築の木造特集なんか見たりしてイメージの喚起に努めました。
なるほどというのもあれば、わざわざこういう選択をしなくてもよかったのでは、というのもあり。
それこそphotogenicなイメージにとらわれてそういうのだけを拝借しては安直というか愚直というか、
これはよろしくない。
やっぱり自分で考えなくては(当たり前ですが)。
何に着目するか。
何を形状提案(すすんでは架構形式)の理路の起点にするか。
事務所からの帰路で考えた結果、やっぱり屋根でしょう、という結論になりました。
どちらにしても、職業柄、人に対しても物に対しても、
制度やシステムを先行的に考えてしまう癖が知らないうちに涵養されていることを
垣間見てしまったので気をつけようと思ったのでした。
ちなみに木造はやったことないので勉強中です。
ダルビッシュ選手、強烈ですね。。。
坂口恭平サンを読んだ影響で、岡本太郎サンを読み返そうか考え中です。
コメント
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